【シルバー民主主義】
―――皆さん、こんばんは。『左脳の脳内対談』のお時間です。第二回の今日は、『どうすれば政治の目を子供や若い世代に向けさせられるか』について、議論していきたいと思います。
さて、前回議論してきました政治の高齢者偏重ですが、近頃はそれを問題視・非難する『シルバー民主主義』や『老害』といったような言葉をよく目にするようになってきました。全体的に高齢者への風当たりが強まってきているように感じます。
さて、前回議論してきました政治の高齢者偏重ですが、近頃はそれを問題視・非難する『シルバー民主主義』や『老害』といったような言葉をよく目にするようになってきました。全体的に高齢者への風当たりが強まってきているように感じます。
右脳: そうですね。高齢者と若い世代の溝が徐々に広く深くなってきている気がします。一部のメディアなどからも『シルバー民主主義』の是正についての発言を耳にするようになりました。
―――政界でも与野党を問わず、この問題を取り上げる方々がいるようですが。
彼らの多くは若手と呼ばれる人たちなので、まだ大きな流れを作れるほどまとまってはいませんが、それぞれ何とか状況を改善しようと色々なアイデアを考えているようです。ただ、やはり面と向かって高齢者を敵に回すような事は言えないようで、どれも今ひとつ踏み込めていない感が否めません。それでも、「この問題を解決しなければ日本の未来は無い」という漠然とした認識は、すでに若い世代を中心に広く浸透しているのでは無いでしょうか。
―――そうなると、次はどうやって問題を解決するかが課題となります。そこで今回のテーマ、『どうすれば政治の目を子供や若い世代に向けさせられるか』となるわけですが。ところで、昨年の夏から選挙権年齢が18歳に引き下げられましたが、これは『シルバー民主主義』の是正を目的にしていると考えていいのでしょうか?