2012/08/31

Nepal-098: 動機づけ

勉強でもスポーツでも他のどんな事でも、成功を収めるために最も重要なことは変わらない。
それは、『成功するまでやり続ける』ということである。
何のヒネリもない当たり前の理屈ではあるが、結局、最後はそこに行き着くのだ。
さて、そこで注目すべきなのが、行動を引き起こしたり維持したりする心の働き、心理学で言うところの『動機づけ』(モチベーション)というものである。

2012/08/22

Nepal-097: 今年の奨学生候補

3月も半ばに差し掛かり、今年も学年末テストの時期がやってきた。
SG
小学校の場合、5年生の生徒にとっては卒業試験にあたる。
このテスト前からテスト後にかけて、特別クラスは徐々にペースを上げ、ラストスパートに入る。
テスト前から通常の授業はほぼ無くなり、午前中だけの日が多くなるので、特別クラスの時間が多く取れるようになるからだ。
この頃になると特別クラスでの授業内容も、学年末テストの出題範囲のずっと先まで進んでいる。
すでに形骸化している進級制度など眼中に無い。
今やるべきは卒業後、私立校に入学するため――――さらにそこで上位に食い込むための準備なのだ。

2012/08/17

Nepal-096: 教習所は搾取構造

朝、バスで片道1時間半かけてSG小学校へ行く。
夕方4時まで通常の授業をし、その後、5時頃まで特別クラス。
それが終わったら、また1時間半かけてポカラに帰る。
これが私の基本的なネパールでの一日である。 

2012/08/14

Nepal-095: 全て世は事も無し

さて、こうしてまた3ヶ月のネパール生活が始まったわけだが、メインの活動はこれまで通りSG小学校でのボランティアだ。
現在は英語はほとんどアナンダ先生に任せて、私は主に算数と理科を教えている。
SG
小学校で高学年の算数と理科を担当してるのが、一番若いパトリカ先生だ。
私は基本的に、このパトリカ先生をトレーニングしながら一緒に授業を行なっている。
教師の質が低いネパールの学校では、授業は教科書を通り一遍になぞるだけになりがちだ。
もし教科書が日本のように考え込まれた構成になっているならそれでもいいが、内容の薄っぺらいネパールの教科書では考える力が育たない。
だから、授業の所々で教科書には書かれていない学習方法や問題を挟んでいって、教師の教え方の幅を広げていきたいと思う。

2012/08/05

Nepal-094: 所要48時間

年が変わり、2012年。
1
月もそろそろ終わりに差し掛かろうかという頃。
例年通り、私はネパールに向かい、成田を発った。
今回の便は、エア・インディアのニューデリー経由・カトマンズ行きである。
この航空券はネパールで買ったので、日本の旅行代理店で買うよりも3割ほど安かった。
ただ問題は、ニューデリーでの乗継ぎ待ちが13時間以上もあるという点だ。
もしかしたらホテルを手配してくれているかも知れないという淡い期待は当然のごとく一笑に付され、予想通り、空港の出発ロビーで一夜を明かす事になったのである。