2013年3月。
私が村から出てきた生徒たちのために小さなホステル(寮)を作ってから、もう一年半になる。
一昨年からポカラの大手私立校・KH学園に通っているビルとシュレンドラ、そして、去年仲間入りしたスリジャナと彼らの世話役のサビナも、このホステルでの生活にすっかり慣れたようだ。
一昨年からポカラの大手私立校・KH学園に通っているビルとシュレンドラ、そして、去年仲間入りしたスリジャナと彼らの世話役のサビナも、このホステルでの生活にすっかり慣れたようだ。
しかし、慣れるのは必ずしも良い事ばかりではない。
今までとはまるで異なる「恵まれた」生活環境は、生徒自身の心境にも変化を及ぼす。
そして、それは時として、援助活動自体を無意味にしてしまう危険性をも孕んでいる。
今までとはまるで異なる「恵まれた」生活環境は、生徒自身の心境にも変化を及ぼす。
そして、それは時として、援助活動自体を無意味にしてしまう危険性をも孕んでいる。
今日はそんなあまり知られていない『援助の弊害』について、ホステルの出来事を交えて書いてみる。